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イロマチディープ・チャイナ

裏風俗、心霊スポット、憩いのバーなど、中国のディープスポットをご紹介。中国の釣り情報やコラムも書きます。

「中国の幽霊と非科学的信仰」霊媒気質の女性に聞いた。「古北路/仙霞路」のガールズバー

初めて日本人街の古北路・仙霞路の辺りで酒を飲んできた。客1人/1組に1人ずつ女性従業員がついてくれるガールズ・バー?だ。そこで、面白い話を聞いてきたので報告したい。

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*内装は綺麗で快適。日本のバーで置いてあるようなお酒は全部ある。

 

私は当初、三十代半ばくらいの美女オーナーとずっと話し込んでいた。日本語を話すことが出来る中国人女性と話し込むと、中国の事情が100%理解出来るから楽しい。

私の隣の席には日本人駐在員が座る。皆で話して楽しんでいる時、新しく一人の女性従業員が休憩を終えてやってきた。

 

霊媒気質の女の子の話

 東北の瀋陽出身の女性だが、家系が霊感があるのだという。祖母がそういったプロで、自分でも少し技を振るうことが出来るという。そうして、霊の話に盛り上がって一時間半も話し込んだ。以下、箇条書きで合理主義中国の心霊話をまとめてみたい。

 

山東省の農村では、悪霊退散の儀式を家族総出で行う。部屋には「生卵」をいくつも配置し、家族が順番に何らかの儀式を交代で執り行う。儀式の最中は、一切の言葉を発してはならないが、その儀式は何時間も続くので極めて奇怪に見える。友人の話。

 

・上海は中国で最も幽霊が多い。特に多いのは店からほど近い「都城」だ。中国人の幽霊のみならず、故国に帰れなかった日本人の幽霊も出没する。誰も借り手がつかないマンションもあるとかないとか。戦争にまつわる戦没者の霊が多いらしい。

 

・三年ごとに宁波にある有名な古刹に参拝に行く。それを忘れると霊力(防衛用)が落ちる?と言う。

 

・ヒスイの首飾りを日夜持っていれば、10年もすれば願いが叶う。寝る時も風呂に入る時もずっと身につけていなければならない。100元もするもので十分。

重要なのは、ずっと身につけて愛用すること。そして、「徳」から外れた行いをしないこと。悪いことをしたら、たちまちヒスイは割れてしまう。

 

・つい先月、店の近くに住んでいる日本人のおじちゃんがバイアグラを飲んで死んだ。みんなバイアグラを飲んでいるのに、あの人だけが死ぬのはおかしい。あの人には悪霊が憑いていた

 

・中国のカメラは性能が低いから幽霊が映らないが、日本のカメラならば性能がいいので映り込む。

 

 

中国の非科学的信仰

 私は日本だと嫌な感じを日夜覚えていたが、中国では物理的脅威以外に滅多に嫌な感じを覚えたことがない。中国に幽霊はいないのかと思っていたが、ようやく幽霊や心霊を強固に信じる中国人に出会った。

上記の話を信じるかはさておき、そうした話には民間風俗の「民俗学」に通ずる話もあって面白い。注目すべきはその話が正しいか否かではなく、それを信じている人がいるということだ。

「合理主義」と形容されることが多い中国にも、非科学的信仰は残っている。市井の人々の感覚以外にも、例えば上海の高速道路には宗教的信仰が顕著な「龍柱」が立っているのは有名な話だ。

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上海市街の高速道路の「龍柱」。風水的観点から建てられた。日本で言うところの「平将門首塚」のように、何度も工事をしても上手くいかなかった。高僧が自らの命と引き換えにこの柱を建設したのだとか。

 

霊媒気質の人は、上海に来る時は気をつけて欲しい。とはいえ、帰りのタクシーで運ちゃんに幽霊の話をしたところ、「んなもんいるわけねーだろ、バーカ!!!」と言われた。普通の人は日本人と比べると非科学的感覚を持っていないことは確かだ。

何にせよ、信じている人も幾らかはいる。そういった人たちが集う場所はディープスポットに違いない。今後とも中国の怪談を蒐集していきたいと思う。

 

ところで、お店の情報。

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*お店の外観。

名前は「vini bar

女性たちは気さくな人たちばかりで4人ほど。日本語ぺらぺら。客層は日本人ばかり。

初めての人はチャージ無料。値段はそんなに高くない(一杯、40元くらいからかな?)。

場所は仙霞路と古北路の交差点から仙霞路を西に進み、キャバクラ・KTV街を越えたあたり。幽霊談義と中国人女性の暖かさに包まれたい方はおすすめです。