イロマチディープ・チャイナ

裏風俗、心霊スポット、憩いのバーなど、中国のディープスポットをご紹介。中国の釣り情報やコラムも書きます。

杨浦区南端のエロエロストリート「隆昌路/河间路」若い貴州っ子が可愛かった。

また散歩がてらエロ探索に出た。

というより、裏通りを好んで散歩するなら、エロ地帯に足を踏み入れざるを得ないのだ。ディープ趣味を持つ人ならば、必然的にエロ地帯にぶちあたる。特に中国では「意図せざるエロとの遭遇」がたくさんある。日本よりも風俗産業は賑やかで元気にやっていて、店舗数や風俗産業に従事している人の比率も多いように感じる。

さて、という訳で杨浦区南端、「黄浦河」沿いの工業地帯「杨树浦地区」周辺を散歩していてエロ地帯を見つけてきた。エロマッサージ屋が二軒と「置屋」が一軒立ち並んでいて、比較的大きい下半身繁華街だ。

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置屋とエロマッサージ店。置屋の青い光の中には5、6人の女性が座っている。

 

後ろは結構、高級そうな住宅街なのに、あからさまな「置屋」まで設置されているとは…。置屋の女性は年齢が高めだったが、顔立ちが整った美人を発見した。

さて、せっかく来たのでエロマッサージ屋の中に入って見学してみることにする。「気に入ったら遊んで行くね~」と伝えて、お嬢達を連れて来てもらう。ただの見学のため、もちろん無料。この見学って結構、面白い。刺激的で何度やっても飽きない。

ドキドキ感とお嬢の美しさを無料で堪能出来て、しかも基本的に従業員の接客態度は友好的なので安心。おすすめです。

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*エロ・プレイ・ルームに案内されて嬢を待つ。嬢が来たら「换一个」と言って、新しい嬢を連れて来てもらう。嬢の供給が途絶えたら店を出る。

 

1人、20歳そこそこで「貴州省銅仁市」出身の若くて笑顔と方言が可愛いらしい女性がやってきた。私は貴州省が大好きでもう何回も行っているので話が弾む。そして、話が弾んだところで小日本人は帰った。本当にごめんなさい。

そもそも私は50元しか持っていなかったので、やる気になっても何も出来ない。50元で何か出来るのは「七宝老鎮」くらいだ。

「女の子たち可愛かったんだけど、やっぱりごめん、今日はやる気にならないや」とオーナーに伝えて帰宅。こんな迷惑な客でも、オーナーは優しくドアを開けて見送ってくれる始末。伊勢丹も顔負けでは?

 

アクセス・詳細

地下鉄12号線「隆昌路駅」から隆昌路を南へ歩いて五分くらい。一セット200元。300元で二セット出来る店(置屋の隣の店)もあった。美人と若い女性もいるが、年齢層は基本的に高めだった。

この通りは置屋、エロマッサージの他にキャバクラ・KTVも一軒ある繁華街だ。とはいえ、そこまで繁華街の規模も大きくなく、住宅街の中に埋もれているので、気を抜いて歩いていると見落としてしまうかもしれない。

風俗サービスに従事する女性たちの数は、この通りだけで合わせて「20人程度」だと思われる。合計10人は目視した。残りは、客の出入りや従業員の話から、サービス中・休憩中と思われた嬢を推測。

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*地図。隆昌路/河间路の交差点から西へ進むと10秒で一軒目のエロマッサージ店に到着する。

北朝鮮レストランに勤める「女子大生」ウェイターたち。上海で過ごす彼女たちの日々とは?

上海市北朝鮮レストラン「平壌青柳館」によく行っている。日本人街の古北路に近く、そのため日本人も多いお店だ。先日も用事が近くにあって、帰りに立ち寄った。

初めて平壌青柳館のショーを見てきたので、ショーと合わせて彼女たちのことを綴りたい。何度も来ている内に彼女たちのことが少しずつ分かってきた。

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*ショー・タイム。いつもウェイター服で明るく接客してくれる彼女たちが、艶やかな衣装に身を包むと何だかこっちが照れくさくなるような気もする。

 

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*ショー・タイムは、日本人客を中心として15人程度の客が集まった。奥で手を挙げているのは、感極まって「ブラボー」をしている日本人。接待で使っているようだ。

 

必死に頑張る経営者(ウェイター)たち

ショーを演じるのは、朝鮮から派遣された研修生だ。

このレストランでは、ウェイターも料理人も管理者も、皆で議論して料理やサービスの内容を決める。それはどこの北朝鮮レストランも基本的に同じのようだ。

別の店「平壌アリラン」に行った時だ。店によっては客に退店時にアンケートを行っているところもある。私も頼まれて、アンケートに協力した。

その時に「冷麺の味は普通かな」と言って料理の項目に3点中の2点を書いた。私は北朝鮮が誇る「デドンガンビール」を飲んでほろ酔いだったから、気が大きくなって正直に答えた。

すると、女性ウェイターに「どうして、どうして」と泣きそうな顔で理由を問い詰められたことがあった。日本の居酒屋のバイトにそんなことを言ったところで「上に伝えておきます」だの「ご意見ありがとうございます」等の申し訳程度の反応があるだけだ。彼女たちの働く姿勢は、そういったただの雇われとは違う

彼女たちは店の経営に必死なのだ。そして、店の料理とサービスは彼女たちの日々の証なのだ。彼女たちは経営に携わる者としての自覚と誇りを持ち、日夜血のにじむ努力をしている。

そして、どの店の料理もサービスも違う。店ごとに個性が溢れているのが北朝鮮レストランの面白いところだ。北朝鮮レストランの運営体制については過去記事を参照のほど。

iromachideep.hatenablog.com

 そうして、彼女たちはここで外国のことやマネジメントを学んで国に帰る。

北朝鮮レストランの中には、外国企業と合弁のところもあるようだ。実際に上海では、北朝鮮人だけではなく、中国人も一緒に働いているレストランも存在する。そういった環境下では、さぞかし異文化とマネジメントについての知識が身に付くことだろう。

ウェイターとして働く彼女たちは、北朝鮮の将来を担うエリートたちだ。単に舞踊と接客技術だけを学んで帰らせるわけがない。

外国との窓口が限定されている北朝鮮において、国営レストランで働くことで国外の事情と組織論を学ぶ「研修制度」は名前だけではない。視野を広げるという意味で、本当の研修の実態があるように思う。

私がもしも彼女たちの立場ならば、この研修制度に申し込んでいたはずだ。

 

平壌青柳館の女性たちから聞いた色々な話

さて、平壌青柳館の話だ。

ここへは、大学を休学してこちらへ来る学生が多い。そのため、ウェイターの年齢は21歳から24歳までが中心で、若くて綺麗な女性たちばかりだ。

性格も明るく、よく色々なことを話してくれるが、それでも落ち着いた風格を保っている。立派な女性たちであることに太鼓判を押したい。平壌青柳館で勤務するウェイターの数は6、7人だ。

地方から来た学生には会ったことが無い。いずれも平壌出身のイイトコ出の子女ばかりだ。母国に誇りを持ち、話し込むと北朝鮮の良いところを色々と教えてくれる。私は彼女たちから、平壌の発展振りだとか、医療費が無料だとかそういう話を聞いた。平壌では、ラインやWECHATのようなSNSアプリも流行っているという。

そんな彼女たちの大学の専門は「観光旅行学部」ばかりだ。私は平壌青柳館で働く女性ウェイターの内、3、4人と話し込んだが、大学の専門は全て「観光旅行」だった。

彼女たちは国営レストランでの経験を活かして、北朝鮮へ旅行に来た外国人のガイドになるのだろう。ただ、「政府がガイドを振り分けるので、あなたが朝鮮に来ても、私が案内出来るかは分からない」と言う。

話し込んだ馴染みのウェイターたちの中には、もうすぐ三年間の満期が来て帰国する女性もいる。私が北朝鮮を訪れた際には是非とも再会したいものだ。

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北朝鮮の国営レストランと聞くと、強制的に労働させられているかのように字ずらから思ってしまうかも知れないが、必ずしもそうだと言い切れない。

確かにプライベートは少ない。私が話した女性は「休日は自分の部屋で小説を読むことばかり」だと言っていた。

だが、ここで働く女性たちは「みんなで外に遊びに行くこともある」と言う。「外滩」や「豫园」などを始めとする有名な上海の観光地に行くこともあるらしい。但し、一人では行動が出来ないようで、集団行動が原則だ。

とはいえ、時おりチマチョゴリを着込んだウェイターが店から出て、路上で一人、客引き(宣伝)をしていることもある。必ずしもキツキツの監視体制に置かれている訳ではない。そこは信頼関係で持っているようだ。

彼女たちが「脱北」しないことを信じることが出来る理由を「洗脳されているから」と捉えるか、彼女たちが「誇りと使命感を持って働いているから」と捉えるかは人によるだろうが、私はここの店を見ていると後者だと言いたくなる。

彼女たちは誇りと笑顔と溌剌さに溢れているからだ。本当に頑張っている女の子たちなのだ。

 

ラスト・アジア「ノースコリア」の窓口で

ラスト・アジアは北朝鮮なのではないかと思う。

彼女たちが歌う朝鮮の民謡を聴くと日本人の私ですら郷愁を想う。安心感と懐かしさを覚えるメロディーだ。

アジア人ならば分かるだろうこの感覚。桃源郷という言葉で表現されていただろうか。

母胎回帰の本能(すっぽり包まれたい、すっぽり満たされたいという気持ち)が、民謡に歌われる「穏やかな農村」というイメージにあてられて、行ったこともないのに帰りたいと思う。

西洋文明とグローバル化の激しさから少しだけ遠ざかっているこの国にならば、そういった風景が広がっているのではないかと夢想する。

ここで私は、北朝鮮国内の凄惨さに関する報道を無視して言っている。そういったことを想って感傷に浸ることが出来るという意味では、彼女たちのショーには観賞に値する文化的価値があると言いたいのだ。

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北朝鮮と日本との窓口は、二つしかない。

一つはツアーを組んで入国すること、二つは北朝鮮レストランに行くことだ。後者ならば、中国を中心としてアジア各国に点在しているし、比較的安く上がる。後者の方がハードルが低いことは間違いない。

だから、先ずはアジア旅行のついでに北朝鮮レストランを覗いてみるのがお勧めだ。そこには生身の北朝鮮人がいる。そこで我々は政治に阻まれた北朝鮮人と交流を持つことが出来るのだ。

先日も夕飯を食べに来た日本人の中年女性グループとウェイター達が仲良く話をしていた。ショー用のチマチョゴリに着替えた彼女たちを見て「とても美しい」と中年女性が言うと、ウェイターの女性は嬉しそうに、にこやかに頷いていた。

よくありがちな国際交流の形式だが、それでも日本から一番遠い北朝鮮との間のそれだからこそ、胸に込み上げてくるものがあった。

ここに来ると、拉致だのミサイルだのと「恐怖の政治国家、北朝鮮」というイメージが和らいでいくのを感じる。彼女たちは恐怖すべき政治的な人種ではなく、尊厳と誇りを持って日々を暮らす生身の人間であり、女の子だ

我々がレストランで彼女たちと話し込むことは、あちらからしても「敵性国家、悪い国、日本」というイメージを少しでも変えることが出来るかも知れない。是非とも一度、機会を見つけてレストランに行ってみることをお勧めする。

 

そして、レストランの面白さは既に書いた通りだ。

特に、この平壌青柳館は「北朝鮮の女子大生」が切り盛りしているという点で、多くの人々の好奇心を誘ってしかるべきだろう。

立派な貴婦人(美人)ばっかりですよ? 

「中国の幽霊と非科学的信仰」霊媒気質の女性に聞いた。「古北路/仙霞路」のガールズバー

初めて日本人街の古北路・仙霞路の辺りで酒を飲んできた。客1人/1組に1人ずつ女性従業員がついてくれるガールズ・バー?だ。そこで、面白い話を聞いてきたので報告したい。

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*内装は綺麗で快適。日本のバーで置いてあるようなお酒は全部ある。

 

私は当初、三十代半ばくらいの美女オーナーとずっと話し込んでいた。日本語を話すことが出来る中国人女性と話し込むと、中国の事情が100%理解出来るから楽しい。

私の隣の席には日本人駐在員が座る。皆で話して楽しんでいる時、新しく一人の女性従業員が休憩を終えてやってきた。

 

霊媒気質の女の子の話

 東北の瀋陽出身の女性だが、家系が霊感があるのだという。祖母がそういったプロで、自分でも少し技を振るうことが出来るという。そうして、霊の話に盛り上がって一時間半も話し込んだ。以下、箇条書きで合理主義中国の心霊話をまとめてみたい。

 

山東省の農村では、悪霊退散の儀式を家族総出で行う。部屋には「生卵」をいくつも配置し、家族が順番に何らかの儀式を交代で執り行う。儀式の最中は、一切の言葉を発してはならないが、その儀式は何時間も続くので極めて奇怪に見える。友人の話。

 

・上海は中国で最も幽霊が多い。特に多いのは店からほど近い「都城」だ。中国人の幽霊のみならず、故国に帰れなかった日本人の幽霊も出没する。誰も借り手がつかないマンションもあるとかないとか。戦争にまつわる戦没者の霊が多いらしい。

 

・三年ごとに宁波にある有名な古刹に参拝に行く。それを忘れると霊力(防衛用)が落ちる?と言う。

 

・ヒスイの首飾りを日夜持っていれば、10年もすれば願いが叶う。寝る時も風呂に入る時もずっと身につけていなければならない。100元もするもので十分。

重要なのは、ずっと身につけて愛用すること。そして、「徳」から外れた行いをしないこと。悪いことをしたら、たちまちヒスイは割れてしまう。

 

・つい先月、店の近くに住んでいる日本人のおじちゃんがバイアグラを飲んで死んだ。みんなバイアグラを飲んでいるのに、あの人だけが死ぬのはおかしい。あの人には悪霊が憑いていた

 

・中国のカメラは性能が低いから幽霊が映らないが、日本のカメラならば性能がいいので映り込む。

 

 

中国の非科学的信仰

 私は日本だと嫌な感じを日夜覚えていたが、中国では物理的脅威以外に滅多に嫌な感じを覚えたことがない。中国に幽霊はいないのかと思っていたが、ようやく幽霊や心霊を強固に信じる中国人に出会った。

上記の話を信じるかはさておき、そうした話には民間風俗の「民俗学」に通ずる話もあって面白い。注目すべきはその話が正しいか否かではなく、それを信じている人がいるということだ。

「合理主義」と形容されることが多い中国にも、非科学的信仰は残っている。市井の人々の感覚以外にも、例えば上海の高速道路には宗教的信仰が顕著な「龍柱」が立っているのは有名な話だ。

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上海市街の高速道路の「龍柱」。風水的観点から建てられた。日本で言うところの「平将門首塚」のように、何度も工事をしても上手くいかなかった。高僧が自らの命と引き換えにこの柱を建設したのだとか。

 

霊媒気質の人は、上海に来る時は気をつけて欲しい。とはいえ、帰りのタクシーで運ちゃんに幽霊の話をしたところ、「んなもんいるわけねーだろ、バーカ!!!」と言われた。普通の人は日本人と比べると非科学的感覚を持っていないことは確かだ。

何にせよ、信じている人も幾らかはいる。そういった人たちが集う場所はディープスポットに違いない。今後とも中国の怪談を蒐集していきたいと思う。

 

ところで、お店の情報。

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*お店の外観。

名前は「vini bar

女性たちは気さくな人たちばかりで4人ほど。日本語ぺらぺら。客層は日本人ばかり。

初めての人はチャージ無料。値段はそんなに高くない(一杯、40元くらいからかな?)。

場所は仙霞路と古北路の交差点から仙霞路を西に進み、キャバクラ・KTV街を越えたあたり。幽霊談義と中国人女性の暖かさに包まれたい方はおすすめです。